Amazonで買い物をする際、あの商品レビューを見ない人は少数派ではないでしょうか?とにかく商品へのレビュー数が多く、レアに思える商品でも数個のレビューがついています。
ネット通販では実物を見てから購入することができないので、顧客によるレビューはある意味正直で、購入の参考になることが多いものです。
あのレビュー、書いたらどんなメリットがあるのでしょうか?または、メリットがあるのは購入者だけなのでしょうか?
不思議と発見が満載の、Amazonレビューについて紹介します。
レビューを書くメリットはあるのか?
実際のところ、レビューを書く「レビュアー」には、これといった報酬はありません。
たとえば楽天なら、商品コメント1件につき1ポイントといったサービスや、店舗によってはコメントを書くと送料無料になります、という特典をつけているケースがあります。
Amazonレビューは「ただ書きたいから書く」となっています。
ところがこのレビュー、時として思わぬほど反響が大きくなり、一つの商品につけた一つのレビューに、3,000件を超す「参考になった」クリックを受ける事態も発生しています。
この理由は何でしょうか?
フリー戦略とは
身のまわりで最もこれを実践している企業で有名なのは、Googleです。Googleには、ほとんど無料で使える機能が多いことに気づいている人は多いと思います。
Gmailはもちろん、カレンダーやウェブサイト分析ツールまで、無料で提供しています。どうしてこんなことをしているかと言うと、「無料で人を呼ぶ」ためと言えます。
Googleの入り口に「無料を謳い文句にして」誘導します。有料の場合よりも人は流れてくるので、広告クリック数といった収益につながる行為がその分増えます。
これと同様のことを、Amazonはレビューを通して行っていると考えられます。
「買いたいものがあるけれど、どんな商品か分からない……
買う前に一度、Amazonにレビューがないか見に行ってみようかな。」
「あ。レビューあった。Amazonの方がちょっと安い。送料無料だし。
じゃあ今回はこの商品、Amazonで買おうかな。」
これが、Amazonのレビューが機能している理由の一つです。
回りまわって、メリットになります
このようにレビューが増えれば、買い物をするユーザーには事実上のメリットがあります。
レビューの投稿をよく読めば、欲しいものと少し違ったとか、こんなもんが欲しかったとか、事前に情報を得ることができます。
買いたい商品を比較するにしても、商品写真だけなく、実際に使用した人の感想も補足的な参考材料となります。
このレビューは、Amazonの出品者にもプレッシャーとして働きます。低いレビューや、評価のよくない商品を扱う出品者には、評価の悪いレビューがつきます。
そのレビューを事前に見ておけば、購入者もその出品者を利用することを控えることもあります。
このような事態にならないよう、出品者もまた誠実で商品を扱う必要性が出てきます。
金銭的なメリットがないとはいえ、Amazonレビューを上手に利用すれば、金銭以外のメリットを受けられるようになります。
レビューは、上手なネット取引の材料として活用できます。
Amazonレビューの書き方
では、いざレビューを投稿する際にはどうすればいいのでしょうか。基本的なレビューのやり方を見てみましょう。
レビューを投稿する条件
その前にまずレビューは誰でもできるわけではないので注意してください。Amazon.co.jpのアカウントを持っている方でAmazonで購入したことがある方のみとなります。
なお、無料のダウンロード商品のみの方は、対象外です。レビューを投稿するためには、Amazonで買い物をしたユーザーに限ります。
レビュー投稿の方法
では次はレビューを投稿する方法についてみていきます。
- 商品の詳細ページにアクセスします。
- 「カスタマーレビューを書く」のボタンをクリックします。
- 「商品のおすすめ度」を選びます。入力窓に、レビューを作成します。※70文字以上、300文字程度が推奨されています。
- タイトルをつけて、送信をクリックします。
この手順を踏むだけで簡単に投稿することができます。
動画のアップロード方法
なお、レビューは文章だけでなく動画でも投稿することができます。その際には以下の方法でやると良いでしょう。
- 「動画をアップロードしますか?」の横にある「リンク」をクリックします。
- 「ビデオレビューをアップロードする」選びます。
- 動画のアップロードを行います。
- 「レビューの公開」をクリックして送信します。
レビュー投稿には、最小30文字、最大10,000文字まで書くことができます。
レビュー投稿のコツや注意点
投稿については、いくつかのコツや、また注意点があります。
レビュー投稿のコツ
まずはレビュー投稿をする上で書き方のコツを紹介しましょう。
ただ書けばいいのではない
商品の好き嫌いだけではなく、その理由も書きます。他社の同一製品や、関連商品と比較してあると分かりやすい内容になります。
具体的に体験を踏まえて書く
商品の特徴や感想、実際の使用体験を書きます。どんな場面で活用できたかなど、こんな使い方も出来たなど具体的な内容にします。
他の人にも役に立つ情報にする
良かった、悪かっただけではなく、〇〇の点が良かった、〇〇は使いにくかったなど、情報として有用な内容にします。
レビューで禁止されていること
レビューは何でも書いていいわけではなく、禁止されていることもあります。必ず以下のことはしないようにしましょう。
不快感や嫌悪感を与える投稿
わいせつ、性的な嫌悪といった公序良俗に反する投稿は削除の対象となります。
特定の個人を誹謗中傷したり、悪意を含む投稿
本であったらその著作者の名前を挙げて誹謗中傷をすることは削除対象となっています。スパム的な行為も禁止されています。
営利目的と思われる投稿
同一商品に対する複数のレビュー、また同じ指摘を過度に繰り返している場合も削除の対象となります。
金品などの対価、その他報酬を受けることを目的としている投稿
いわゆるステマ的なことは禁止されています。「レビューを投稿すれば○○をあげます」などという契約をして投稿をしたりするのは許されていません。
不適切な内容の投稿
住所、氏名、また顔者人といった他人の個人情報や、著作権が絡む写真、動画の投稿は禁止されています。
基本的には、「商品についてのみ投稿する」ようにしましょう。
配送や梱包のサービスといった点については、別の問い合わせ窓口が用意されているので、そちらか相談するようにしてください。