Amazonで買い物をしたものの「やっぱり要らない……」となるケースも、少なからずあるのではないでしょうか。
注文の後で気に入った商品を見つけたり、前に一度買ったのに同じ商品を注文したり。そんな時は、返品などの煩わしさを考慮すると「受け取り拒否」が出来れば手間がかからずに済みそうですね。
Amazonでの受け取り拒否ついて見てみましょう。
配送業者に 受け取り拒否しますと伝える
もっとも簡単で、特にこれといった手続きをする必要がないのは、配送にきた業者のドライバーに「受け取り拒否します」と伝えることです。
特別な説明をしなくても、ドライバーは荷物をAmazonに返送してくれます。
不在で受け取りが出来なかったケースでも、何もしたくないというのであれば再配達の依頼をしないでおくことも出来ます。
ただ、常識的なルールを鑑みて、再配達についても受け取り拒否の連絡をいれたほうが無難です。
Amazonは、受取拒否で返送されてきた荷物を受領したら、その商品をキャンセル扱いとして処理します。
返金について
クレジットカードやAmazonギフト券で支払い済なら、後日にそれぞれクレジットカードか、もしくはAmazonギフト券残高に返金処理されます。
返金の確認方法は、アカウントサービスから確認できます。
「注文履歴」から、「返品状況を確認する」をクリックしてください。そのなかから「返金について」をクリックし、ステータスを確認しましょう。
通常、クレジットカードかAmazonギフト券への返金なら1~3日程度で返金処理されます。銀行口座への返金処理には1週間から2週間の時間がかかります。
代引きの場合には、受け取りを拒否するので支払いは発生しません。代引き手数料についても同様です。手数料等の支払いは発生しません。
アカウント停止のリスク
しかしながら、この方法を何度も使うことはまったくお勧めしません。あくまでも「今回だけ!」のイレギュラー対応だと思ってください。
Amazonも、何度も同じようなことを繰り返すユーザーに対しては、アカウント削除などのペナルティ処理を課してきます。長くAmazonを使う予定なら、最後の手段くらいに思っておいてください。
いずれにしてもAmazonや配送業者には、無駄なコストになってしまいますので、自分都合の理由以外では、受け取り拒否は使わない方がいいでしょう。
キャンセルするなら、出来る限り「出荷準備中」のステータスの間にキャンセル依頼しておきましょう。
受け取り拒否の送料はどうなる?
Amazon.co.jpが販売・発送している商品で、「お急ぎ便」などの有料オプションを利用していないケースは返送による送料はかかりません。
よって返金金額は、商品購入の代金分が返金されます。
ただし、Amazonマーケットプレイスで購入した一部の商品では、返送時の送料負担が顧客であることが明記されていたり、また配送時と返送時の送料分を返金から相殺するなどの条件がついている場合があります。
商品詳細画面で、その商品が誰によって販売され配送されるのかあらかじめ確認しておきましょう。
コンビニ受け取りの拒否について
商品を近所のコンビニなどに配送してもらえる「コンビニ受け取り」でも、受け取らないことは可能です。
店頭受け取りには有効期限があり、「受け取り案内」のEメールが届けられた日から11日以内に店頭に行って受け取りします。
この期間を過ぎると、荷物はAmazonに返送されます。
Amazonが荷物を受領した時点で自動的にキャンセル扱いとなり、それぞれの支払い方法による返金処理がされます。
コンビニの店頭受け取りにおいても、返送分の送料などが返金から差し引かれることはありません。
受取期限が過ぎれば、事実上それは受け取り拒否となります。
この方法も、できるだけ使わないことをお勧めします。同様の行為を繰り返すユーザーに対しては、Amazonもアカウント停止、またはコンビニで荷物を受け取れないようサービスを限定するなど、ペナルティを課してきます。
勝手に受け取り拒否なってる? 住所確認を
受け取り拒否をしたいわけではないのに、知らない間に「受け取り拒否になってる」というケースも多いようです。
原因でもっとも多いのが、住所の不備です。
きちんと届け先の住所を入力していると思っても、ちょっとした不備によって配送が行われないケースがあります。配送業者は、正しい住所の情報がない場合には、発送元に荷物を返送してしまいます。
そんな時は、「履歴画面」を確認してください。マンションの部屋番号もちゃんと入力しているかどうか。
何丁目、何番地など、数字も合っているかどうか、数字が入れ違っていたりしないかどうか、再チェックしてみましょう。
荷物が届かない、勝手に受け取り拒否なってたというケースなら、その注文は自動的にキャンセル扱いとなります。
再度、同じ注文をいれることは勿論、可能ですが、住所の確認は必ず行うようにしましょう。なお、住所間違いが原因でないことが分かっていたらAmazonカスタマーサービスに連絡してください。
注文商品が、Amazonマーケットプレイスの出品者が発送する商品の場合には、それぞれの出品者に問い合わせてください。