なにかと話題をつくりだすECサイト最大手のAmazonですが、なかでも「これちょっと詐欺まがい?」と感じてしまうのが、有料会員への自動更新の件です。
Amazonもあの手この手の戦略で顧客の囲いこみをしたいのでしょうが、そんな戦略にうっかり乗らないためにも、ユーザーである私たちもしっかりと自己防衛が必要ですね。
お得なキャンペーンについテンションがあがって、「いちばん大事なところを見落としていた!」なんてことにならないように、よく注意してくださいね。
Amazonプライム会員の自動更新 アメリカでは普通のこと?
Amazonのプライム会員のサービスには、無料で使える「お急ぎ便」や、見放題の「プライム・ビデオ」、聞き放題の「Preime Music」など、さまざまなコンテンツが用意されています。
自分のニーズにマッチしていればとてもお得なサービスになるはずですが、思わぬ落とし穴がひとつあります。
>>Amazonプライム会員のメリット・特典は何?デメリットも暴露!
自動契約って? 解除しないといつまでも継続されちゃいます
アメリカの商習慣では珍しくないのですが、Amazonプライム会員は自動契約になっています。
Amazonの本社はアメリカにあるアメリカの会社なので、各種サービスの商習慣はアメリカのスタンダートで設定されているものと思われます。
例えば、セキュリティソフトなども自動更新が多い商品です。
セキュリティソフトの場合だと、通常は契約が自動的に更新される前に「期限が切れます。更新しますか?」とメールが来たり、アナウンスが表示されたりするものです。
ところがAmazonは、この手のお知らせメールや、「いつになったら自動更新になりますよ」といったアナウンスがありません。
これは、不親切を通りこして「これ詐欺じゃないの?」という感想をもたれる一因になっているようです。
実際には、プライム会員になっていた場合には、以下の手順で、「いつまで自分はプライム会員なのか。いつから自動契約になるのか」を確認しましょう。
勝手に自動更新されないために かならずチェック
会員に登録された日を以下の手順で確認してださい。
- Amazonのアカウントサービスから「アカウントの設定」を探してください
- 「プライム会員情報を管理」をクリックして、自分の情報を確認してください
プライム会員に登録している人の場合は
会員登録日:〇〇年〇〇月〇〇日
会員タイプ:プライム
という表示が確認できるはずです。
ここで、いつ自分がプライム会員になったのかチェックできます。
また、その下の表示は、
〇〇年〇〇月〇〇日に、プライム年会費3,900円(税込)を請求いたします。
と併せて、自動更新される日付が明記されています。
その日付を確認してください。そしてどんなに遅くても「その前日までに」以下の手順で自動契約を解除しておきましょう。
自動契約解除の方法
ちなみに、自動解除の方法はこのようにやります。
のすぐ下に、「自動更新しない」の表記があります。ここをクリックしてください。
「すぐに終了する」
「後で終了する」
のどちらかを選択し、自動更新の解除を自分で行います。
契約の途中で退会 返金はどんなふうに行われるの?
Amazonプライム会員への登録にはクレジットカードの登録も必要です。
年会費3,900円はクレジットカードから引き落としされることになります。そして返金も、クレジットカード会社を通して行われます。
すでにプライム会員登録をしていて、契約途中で退会する人が返金をしてもらうには、以下の手順で手続きを進めてください。
途中退会の返金手続きのやり方
- 自分のアカウントにログインしたら、「アカウントサービス」に進みます
- 「アカウント設定」から「Amazonプライム会員情報を管理」の表示をクリックします
- 次の画面に移動したら、会員に登録された日付と会員タイプを確認します
会員登録日:〇〇年〇〇月〇〇日
会員タイプ:プライム
と表記されているので、さらに下の方を見ます。
〇〇年〇〇月〇〇日に、プライム年会費3,900円(税込)を請求いたします。
会員資格を終了する
上記の「会員資格を終了する」をクリックしてください。次の画面で「すぐに終了する」をクリックします。
また次の画面に映りますので
の表示がでてきたら、ここで月割りになっている年会費の金額のチェックをしましょう。
そのうえで「すぐに終了する」ボタンを押します。これで途中退会の返金手続きは終了しました。
返金はいつ どのように行われるの?
返金は、クレジットカード会社を通してされますが、そのタイミングは契約を解除した日時によって変わってきます。
例えば入会と退会が同じ月で、年会費と退会の処理も同じ月のうちに行われていたら、年会費の請求と返金でプラスマイナスはゼロになるはずです。
月をまたいだ処理の場合だと、先に年会費は引き落とされて、あとから返金の処理が行われることになります。
また、年会費は月割りで返金されますが、入会から一度もプライム会員のサービスを利用していない場合に限って、全額が返金されることもあるようです。
>>Amazonプライム会員の年会費について知っておきたい3つのこと!